軽自動車で人身事故を起こしてしまったら?罰金や点数はどうなる?

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/09/16


車を運転していれば、相手のいない物損事故だけではなく、被害者のいる人身事故を起こしてしまう可能性があります。しかし、人身事故を起こしてしまうと動揺して、何をすればよいのかわからないということも多いでしょう。そこで今回は、人身事故を起こしてしまったときの対処法や人身事故の処分、罰金・点数などについて紹介します。

人身事故を起こしたらまず何をすべきか

人身事故は誰もが起こす可能性がありますが、加害者となってしまった場合は、まず何をすればよいのでしょうか。ここでは、人身事故を起こした際の対処法を紹介します。

運転停止

道交法では、交通事故を起こした場合は、ただちに運転を停止しなければならないと定められています。人身事故を起こした際に、動揺してすぐさまその場を離れると、ひき逃げ事故となってしまうので、必ず運転を停止しましょう。

負傷者の救護

運転を停止したら、まず負傷者の救護をしなければなりません。救急車の要請やAEDの手配、大声で周囲に応援を呼びかけるなどしましょう。また、負傷者に応急救護処置を施したり、場合によっては負傷者を近隣の病院へ搬送したりする必要もあります。加害者が被害者は軽傷なので救護しなくてもいいと判断して、その場を立ち去った場合もひき逃げ事故と同様に罰せられるので気を付けましょう。

二次災害の防止

交通事故の二次災害を防止するために、事故車両を安全な場所に移動させ、発煙筒や三角表示板などで周囲の車に事故が発生したことを知らせる必要があります。

警察へ事故報告

交通事故を起こした際は、警察に報告する義務があります。事故の発生現場や日時、死傷者の数や負傷の程度、損壊したものや損壊の程度などを報告しましょう。

保険会社へ連絡

加入している自動車保険会社へ、交通事故が発生した旨の連絡をします。契約者の氏名や電話番号、住所、事故の発生現場や日時などを伝えましょう。あらかじめ保険会社の電話番号などを控えておくことで、事故を起こした際にただちに連絡をとれます。

人身事故を起こした際の処分方法

人身事故を起こした際は、加害者は処分を受けなくてはなりません。ここでは、人身事故を起こした際の処分方法を紹介します。

行政処分

行政処分とは、道路交通上の危険を防止することを目的とした、公安委員会が行う行政上の処分です。事故状況や被害者の負傷の程度によって違反点数が決められ、加算された違反点数が一定の基準に達すると、免許停止や免許取消しの処分を受けなければなりません。

刑事処分

交通事故を起こした際の刑事処分とは、自動車の運転により人を死傷させてしまった場合に、懲役刑や罰金などの処分を受けることです。交通事故の場合は、過失運転致死傷罪に問われることが多く、刑事裁判を受けて懲役刑や罰金刑などが確定します。また、飲酒運転で被害者が死亡してしまった場合は、危険運転致死傷罪が適用され、最大で懲役20年という重い刑が下されるので、飲酒運転は絶対にやめましょう。

民事処分

民事処分は、被害者に与えた損害を損害賠償金により、金銭で被害者の損害を補填し原状回復を図ることです。たとえば、被害者の治療費や事故による精神的苦痛の慰謝料、仕事を休まざるを得なくなったための休業損害などです。賠償金額の多くは、加入している任意保険から支払うことになります。

人身事故の違反点数と罰金

人身事故を起こした場合の違反点数と罰金はどれくらいなのでしょうか。ここでは、人身事故の違反点数と罰金について紹介します。

違反点数

人身事故の違反点数は、相手に非がある場合と、相手に非がない場合で違反点数に違いがあります。相手が死亡した場合や後遺障害が残る場合は、相手に非があると13点、非がないと20点です。

治療期間3か月以上では、非ありが9点、非なしで13点、治療期間30日以上3か月未満では、非あり6点、非なし9点。治療期間15日以上30日未満では、非あり4点、非なし6点、治療期間15日未満では、非あり2点、非なし3点です。ただし、これらはあくまでも目安で、場合によってはさらに重くなるケースもあります。

罰金

人身事故の罰金は、相手が死亡した場合の罰金はありませんが、懲役・禁固7年以下、後遺障害がありと治療期間3か月以上の場合は、懲役・禁固・罰金50万円程度です。治療期間30日以上3か月未満では罰金30~50万円、治療期間15日以上30日未満では罰金20~30万円、治療期間15日未満では罰金12~30万円となっています。

責任感と注意力をしっかり持って運転しよう!

人身事故を起こすと、被害者にケガを負わせるだけでなく、最悪の場合死亡させてしまうケースもあります。そのため、社会的にも金銭的にも大きな責任を背負わなければなりません。また、被害者の家族に多大な迷惑をかけてしまいます。車を運転する以上は、交通事故の加害者がしなければならないことや、法的な責任を理解しておくことが大切です。人身事故を起こさないためにも、常に責任感と注意力を持って運転するようにしましょう。

まとめ

人身事故を起こしたらするべきことは、まず運転を停止し負傷者の救護をします。次に事故車両を安全な場所に移動したら、警察へ事故報告をしましょう。それと、保険会社への連絡もします。また、人身事故を起こした際の処分方法は、違反点数が加算される行政処分、懲役刑や罰金などを受ける刑事処分、被害者の損害を金銭で補填する民事処分です。人身事故の違反点数と罰金は、相手に非があるかないかで異なり、それぞれのケースによって違いがあります。車の運転は、加害者がしなければならないことや、法的な責任を理解しておくことが大切です。

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